大切な人を失った誰もがみんな、夢にでてきてほしいって思うと思うし、私も例外なくそうだった。
でも、夢って意識すればするほど見られなくなってしまうってことはみんな知ってるし、夢で会いたいと思えば思うほど会えないもの。
仕事が詰んでるときとかは仕事の夢見たり、ストレスになるもの、ことに関してはめちゃくちゃ夢に出てくるのに。
というセオリーどおりに、るんちゃんが居なくなったすぐあと、夢もぜんぜん見なくて。
夢に出てきてくれたとしても、別れに関する夢(いなくなっちゃうって不安になってたり、別れ話する夢)だったり、もはやすでにいなくなってたりみたいな感じで、ずっとこれ!って自分の深層心理にキレてた。
でも1年半たって、るんちゃんのうわきっきが詳らかになり、そっからがマジの地獄だった。
悲しみ+憎しみ+怒り+後悔の感情大渋滞の役満状態。←麻雀はやったことない
ただ悲しんでればよかっただけの毎日返してくれよってマジでおもった。これは今も思ってるけど。
そうしたら今まで全然見れなかったるんちゃんの夢も毎日くらい見るようになった。
問い詰めてる夢、知らないふりして一緒にいる夢、別れる夢、その夢のすべてで、私が何を聞いても言っても、るんちゃんは何の言葉も返してくれなかった。
起きてから思うことは、「あーまだ私期待してるんだな」ってこと。
自分の中で愛されてたのか愛されてなかったのかずーっとぐるぐるしてるから、るんちゃんにどっちかの言葉を言わせるシナリオが作れない。
自分の夢で自分の感情を指差し確認。
でもそんな夢も最近見なくなった。たまにうわぁって思い詰めちゃう時とか、そういうときを例外にして。慣れたのか、感情ころしてるのかなんなのか。
るんちゃんの夢は、もう見たいと思わない。現実と同じ悪夢なら、夢でも会えなくていい。
で、今年の初夢はたぶん、桜が咲いてる夢。
「桜咲いてる、もうそんな時期なんだー」って思いながらこんもりしたピンクの木をひとりで眺めてた。
お正月は実家でのんびりしてたけど、茶色い庭をぼーっと眺めてたら、ふと思い出した。あれ?初夢じゃね?って。
桜の夢を見るなんて、わたしの一年、いいことありそう!←ときメモ風